ブラジル日記 サンパウロ→サルヴァドール 2006/12/14

今日はやっとサルヴァドールへ。

毎年トニーたちが来るし、竜太さんも毎年行っていて連絡が取れるからみんなと離れている
気がしないけど、やっぱり2年ぶりだから懐かしい。早くみんなに会いたい。
サウダージって言葉が最初に意味がわからなくて、でもトニーのところで暮らすようになって
からわかるようになったって話をしたらゆきえさんはサウダージって言葉はみんな使うけど
大事な言葉だからそうそう軽率に使ったらいかんような気がすると言っていた。
でも、日本にもブラジルも家族がいる気持ちは、オンジーナの道場にいた人はみんな
持ってるんじゃないかなあ。
私も異国の文化や宗教は尊重するたちだから余り軽率な発言はしないけど、サウダージは
確かに私の心にもあると思う。

アニーがここはアカデミア(道場)じゃなくてカーザ(家)だからといったことや
ヴェフメーリョがテンポに入ったからもうみんなと同じ家族なんだと言ったこと、
トニーのいつものキメ台詞「うちの扉はいつだってお前らのために開いてる」(出るときも入るときも)
インジオが手術したときにみんなで援助金を送ったことをすごくインジオの家族に感謝されたこと、
(インジオの足は再発したそうです)
ヴェフメーリョが日本に来た時に働いたお金で自分の家と道場の基盤を作って、3年越しで
それが完成したこと、その感動、
ブラジルから帰るときにアニーが大事な奴隷制時代の硬貨を使った指輪をくれたこと、
ヴェフメーリョのお母さんドナ・リンダはいつも私達の来訪を楽しみにしてくれていること、
フラカォンが作った「Casa 14」って曲、
(うちの道場は14番地にあるんだけど、14番地の“家”っていうタイトルで作った)
そして今年のバチザードのシャツにはやっぱり「Casa14」って書いてある。
よそのホーダに行くとき、バチザードに参加するときは、必ずみんながアドバイスをくれる、
1年・2年と経って訪ねると、いつもいる顔がいたり、いなくなってしまった顔がいたり、
全ては時と共に流れていく、

懐かしい顔と 新しく流れていく時間と。

実際にみんなと過ごしてきた時間を思うと日本にいてもいつも遠くの家族を思うようで、
もうサウダージって言葉を使ってもいいかなって思った。

※ちなみに「日本で働いて稼いだお金」とか「援助金」って言葉を書くとそれに過剰に反応
する人がいますが、私達はブラジル側ができるだけ何でも日本を頼りにしないように、
本部との関係をうまくバランスをとっています。

聞いている話だと、日本人だからという理由で破格の料金をブラジルで取られる人がいたり
するようだけど、私達は本当に彼らのおかげで悲しい思いをしていないほうだと思います。
その理解は日本のみんなのおかげだと思います。
日本から来る人はみんないい人と言ってくれるし、ブラジルのみんなも日本のみんなの
ことを大事だと思うから大事にしてくれているし。
だから時々、本当は外国人料金を多少でも払ってもう少し楽をさせてあげたいと思うんですが。
あまり急激な変化は彼らのためにも良くないし、私達も自分達の活動をよりよいものに
するために自分達の団体の資金を活用しているので、結局はカポエィラのため、つまり
同じ目標に向かっているんだと思います。
私達は団体の活動費の数割を本部の道場に送っていますが、これがもう少し自分達が頑張る
ことで彼らに渡るならと思うからこそ、グループの活動は活発になり、続いていくんだと思います。

朝はゆきえさんとヨガのクラスを受けて、体を少し整理してサンパウロの旅は終わり。
ヨガやってて思うけど、やっぱり首と左の股関節と右肩は調子が悪い。詰ってる。
ゆきえさんはこの先生はあまり気に入らなかった様子。
音楽かけたりとかお香を焚いたりするのは嫌らしい。

ホテルに戻って最後の荷造り。
ホテルから20R$というのでタクシーで向かう。

タクシーは最近値上がりしたので、実際のメーターより割り増しで払う。本当に州政府の決まりみたい。

ゆきえさんさよならー。

ゆきえさんたちのグループ、カイス・ド・マールは、京都のグループで、シルビオ先生という
サンパウロ出身の人が教えている。シルビオ先生の先生であるメストレ・トリンダージは
もうアカデミアを閉められたそうで、サンパウロに来て練習するグループは自分で探さないと
いけないみたいで、それは結構大変なことだと思う。
ゆきえさんたちはブラジルに来ると、日本で出会ってブラジルに帰ってきているブラジル人
たちを訪ねていくらしい。
もともとカイスはそういうブラジル人団体と交流が深いので、そういうところすごいなと思います。
これからカンピーナスのコルダォン・ジ・オウロに行って、その後静岡の磐田で教えていた
アレマォンを訪ねると言っていた。

でもコルダォン・ジ・オウロで練習してもコルダォン・ジ・オウロの生徒ではないし、
本当は自分のメストレに習いたいんだろうなと思う。
音楽やそのグループのスタイルや歴史はそこの人達に時間をかけて習わないと難しいだろうし。

ゆきえさんのカイスを思う気持ちはすごくて、話を聞いているとバイタリティに溢れてて感心する。
どんなに自分達のグループを大事に思って、大変でも自分の先生を大事に思っているかよく伝わってきた。

でもゆきえさんはどこにいても私は自分の居場所をすぐに作れるタイプだからどこでも大丈夫といっていた。

確かにその通りだと思う。私は時間がかかるタイプなのでゆきえさんはホントすごいなー。

コンゴーニャス空港までは少し渋滞していて、でも余裕で到着。

空港は日本並みに発達していて、なんかソファとかもある素敵なカフェで日記書きながら待つ。
みんなノートパソコンもってるし、ビジネスマンが多くてホント東京みたい。

サルヴァドールまで2時間と表示されていたと思うけど、どう考えてももっとかかってる。
おや?
と思ったらサルヴァドールはまだサマータイムじゃないの?かな。
時間が戻ってた。
着陸前のアナウンスで「サルヴァドールはいつもいい天気です。外気は30度…」と聞いて
ワクワクする。

窓から海岸線が見えてきた。

ライブとかカルヴナヴァウとかで「Cade a minha cidade」っていう言葉を時々聞くけど、
やっとminha ciadede(おいらの街)に着いたよ!ホントにサルヴァドールに暮らすブラジル人が
サルヴァドール大好きなのはよくわかる。

バスは結構遅れてるみたいで、ちらほらあきらめてタクシーに乗る人がいる。
でも私がついて10分くらいでバスが来た。4.8ヘアウ。値上がりしてる。
サンパウロだと空港からのバス25ヘアウだもんねー。5倍だよ。なんだこの差は。
でもサルヴァドールの洗礼というか、私が順番を待ってたら男の子が急に出てきて私の
スーツケースをバスまで運んでしまった。
予想通りで「trocadinho, para carregador」運びやに小銭をおくれよ。と言われた。
あげなかったけど。
オンジーナまでのバスはすごい渋滞で1時間以上かかってバス停に着いた。
サルヴァドールは日が落ちるのが早い。18:00でもう暗い。サンパウロは20時まで明るかった。

荷物降ろすのを運転手に手伝ってもらおうとしたら後ろから人が。

トニーだった。

そしてジョン・パウロ!(トニーの甥)

嬉しかった。空港には迎えに来なくていいと言ってあったんだけど、そしたらバス停で
ずっと待っててくれたのだ。

ジョン・パウロが荷物を運んでくれて、トニーと道すがら話しをする。
アカデミアまでの距離なんてたいしたことないのに、ずっと待っててくれたみたい。
みんなで暮らす予定だったアパートは、前の人がまだ出てないみたいで(!)代わりにその
建物の主がとりあえずの宿を貸してくれることになった。(もちろんタダで)
明日には出るといってたけど、なんとなく明後日くらいまでかかるような。
サンパウロが毎日雨のニュースだったのですごく心配してくれてたらしい。
あとあっちのカポエィラはどうだったとか。いろいろ聞かれた。

アカデミアの前のベンチにアニーが座ってた。
感動の再会ってのはこういうのを言うのか?もう涙が出てとまらなかった。
「ここはいつもどおりあなた家だからね。好きに上(2階が家になってる)に入りなさい」
やっと家に着いた。
2年前よりずっとずっといい顔をしてて、やっぱりこの地域の事業はすごくうまく
いってるらしい。アカデミアも改修工事が進んで、子供も大人もすごく増えてとっても
うまく行っている様子。日本の写真はますます増えてて、アカデミア中に張ってある。

着いたときは子供の年長クラスの練習をしてた。
ホドリーゴとレウが引っ張って、プロフェソール・ダヴィが教えてる。
ダヴィもカポエィラに戻ってきたんだ。
こどもたちがいっせいにこっち見て手を振った。知らない顔も何人かいるけど、
プリンセーザ、リクリー、メドゥーザ、いつもの子たちもちゃんと練習してる。
ひとりづつこっちに来て再会の挨拶。

ダヴィは終始怖い顔で、ちゃんとクラスをまとめてる。そうだよねー。こっちだと
なめられるとクラスが進まないもんね。

とりあえずその代わりの宿(フラッチ)には練習の後誰かの車で連れて行ってもらう
ことになったので、練習に参加。
イベント前だからか今はいい時期だと思う。
モレーナが来た!モレーナも練習今日から再開するらしい。すごい感激。
よかった続けてて。でもモレーナまだ黄色帯のまま。5年前に私がここで青帯もらった
次のバチザードで黄色になったと聞いているから4年も黄色帯してる。
プロフェソール・ウーゴ、それからオレーリャのところの青帯のフィリッピ。
あとはみんなまだはじめの帯か、帯がない。
あと衝撃の事実として、ジョン・パウロがカポエィラ始めてた!
まだ帯がないので今回のバチザードで帯をもらうらしい。
カポエィラ始めたなんて驚いたといったら
「練習見たらもっと驚くよ …覚悟しとけよ 」
といわれた(笑)

練習はもちろんトニーが引っ張る。

サルヴァドールはあったかいので、体も調子がいい。でもものすごい暑くてすぐくたばる。
基本練習・腹筋100回・腕立て50回。続く練習。
今日は組み手重視の練習でトニー・ウーゴ・フィリッピとそれぞれジョーゴ。
これだよこれ。

今は本当にいい時期なんだな。一時期全然人がいなかった時期があったけど、みんなと練習
できるのはすごくいい感じ。

途中で女対男の形式でのジョーゴになった。
モレーナは「こっちにはさやかがいるからね!何かあったらさやかが出るから」と煽ってる。
やっぱり調子がいい。暑いのと、当然だけどみんなうちの人だから合わせやすいってのもある。
オレーリャのところも系列道場だし、基本が同じだから。
フィリッピに一回いいハステイラが決まった。トニーも喜んでくれた。
ウーゴは手加減してくれたけどいいヴィンガチーヴァもらって撃沈。
でもやっぱりこっちに来て一番いいのは練習相手だと思う。
うまい人がたくさんいるし、みんな良く教えてくれるから思いっきりいけるし、勉強になる。

いい練習だった。

トニーとジョンパウロ。親戚対決

最後にいつものようにトニーからの連絡事項。

今こっちにはこっちで始めたJICAの先生のまいさんと、こっちの大学に通ってるたかしさん
という二人の日本人がいる。
二人ともバチザードで最初の帯を取るらしい。

ハファエルっていう、デザインの仕事をしてる人がバチザードのフライヤー作ったみたいで、
彼の車でフラッチまで送ってもらう。
ありがたい。

日本に電話がつながらないし、フラッチのネットはつながらないし、アカデミアもネット
繋がらないし、困ったけどまあ何とかなるだろう。

自分のお金では絶対来ないような素敵なフラッチでおやすみなさい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です