東京・赤羽橋「カリーニョ・ジ・マンイ Carinho de Mãe」

※カリーニョ・ジ・マンィは閉店しました。

東京タワーのふもと、赤羽橋に
「バイアーナ(バイーア州出身)のお母さんがやってるブラジルレストランがあるよ!」
といううわさを聞いて、行ってきました。
その名も「Carinho de Mãe」(カリーニョ・ジ・マンイ)「おかあさんの愛情」。

各国大使館などがある、ほどよい静けさの地区にあります。


鮮やかな黄色の扉とブラジル国旗が目印です。

中にはカウンターと、テーブル席がふたつの、こぢんまりした雰囲気。

懐かしい雰囲気を醸す、サルヴァドールの定番お土産がインテリア雑貨として並んでいます。

ではお料理に参ります。
まずはbeterraba(ベテハーバ…赤カブの一種)のサラダ。
鉄分、ビタミンCが豊富に含まれていて、抗酸化作用もあるベテハーバは
とても土くさいのですが、栄養価が高いので、ブラジルのお店があるところで
私は必ず買います。ジュースにして飲むと摂取しやすいですね。

このサラダ!すごいんです。ベテハーバの切り口がなめらかに面取りしてあって、
優しいだけではなく、できるだけ土臭さが残らないように丁寧に酢漬けしてあります。
まさにCarinho(優しい愛情)たっぷりの一品。水菜、パウミットも贅沢に盛り付けられて、
大満足の一品です。是非お召し上がりください◎ドレッシングも最高。

ご近影

続いてCoxinhaコシーニャ(コロッケ)です。



これまた!ママのひとつひとつ細やかな手作りの温かさがある一品。
丁寧に練られており、舌触りも最高です。無類の芋好きの私ですが、こんな
おいしいコシーニャは今までにブラジルでも出会ったことがありません!
フォルムもかわいらしく、ママの愛情で丁寧にひとつひとつ作られています。
奥にあるキビも、ミントが効いていてとっても美味しいです。

お肉さまに参ります。心臓Coraçãoコラサォン。

私もコラサォンは好物なので、必ず注文しますが、ここの味付けは少し甘く、
おしょうゆを使って日本風の味付けになっています。
お肉は柔らかく、ひとくちひとくちが至福です。

こちらは鳥もものグリル。Frango grelhado。フランゴ・グレリャード。
お肉がふ・わ・ふ・わです…味付けも程よく、油も丁度よく落ちて、身体に優しく美味しい一品。

そして王様においで頂き…

イチボ肉! Picanhaピカーニャ様です。

そしてメインに「Bobó de camarão」ボボー・ジ・カマラォンを頼みました。
おそらく日本でここでしか食べられないバイーア料理です。
ピリッと辛い中にもやさしい味付け。ムケカに似ていますが、マンジオッカ芋の粉
でふわっと煮てあり、味もより柔らかくなっています。

この素晴らしいお料理の数々を作ってくれるのはこの方!

バイーア州、ジャキエ出身のママです。
もう10年以上日本でお料理の仕事をしていて、東京のお店の前は群馬にいらしたそうです。
2013年の7月にヴェルメーリョの誕生日でバイアーノが5人来たはずだと話したら、
「もうトンデモなかったわ!お店のファリーニャ(ふりかけのように使う芋の粉)全部つかっちゃったんだから!!」
とちょっと本当に驚きの表情で笑っていました。
彼らも美味しいバイーア料理にさぞびっくりしたことでしょう。

最後はデザート。コーヒーは「Caneçãoカネカォン」を使っているそうです。
群馬でコーヒーを飲みに入ったらコーヒーをサービスされてしまった、
パン屋のトミさんが売っているコーヒーですね笑 

この日はなんでここに来たかというと・・・・

みんなの愛するかずさんの誕生日でした!!

全てのお料理に大満足の晩でした。
なぜかというと、やっぱり…ここのお店の名前の通り、Carinho-愛情がたっぷり込められているから、本当に美味しいのです。

迷いなく申し上げますが、都内で一番美味しくブラジル料理が食べられるお店です。
こぢんまりしているので、家族的な雰囲気が好きな人向けです。

Carinho de Mãe カリーニョ・ジ・マンイ

【住所】 東京都港区東麻布2-5-1 トーカン東麻布106
【アクセス】都営大江戸線「赤羽橋」駅より徒歩6分
【電話】03-6426-5874(日本語可)
【営業】11:45~14:30 18:00~22:00(L.O) 日曜定休

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