2006年ブラジル日記 サンパウロ 初日

到着1日目。


今日の一枚はコルダォン・ジ・オウロのキビ先生のパートナーと娘と。ユキーニョへ

サンパウロに到着。意外と元気だった。

人が一緒だからというのと、気温がかなり低いせいだと思う。
バスのカウンターでパライーゾの駅まで行くといったら、どうせバスで途中まで行ってそこから
メトロに乗るからタクシーで行っても料金は同じだし荷物が多いのに乗り換えたり(私はスーツケースともう一つ荷物があった。ゆきえさんはバックパック)面倒だからタクシーの方がいいよと言われて別のカウンターでタクシーチケット買ってタクシーで行く。
チケットなので定額。ぼられることもなく。というかむしろそういう感覚はサンパウロにはなさそう。
タクシーもすごいいい車だし。ローカルバスには乗らない。荷物多いし時間がかかる。
乗り物酔いする私には無理。

サンパウロは都会だ。

車も多いし、建物も。

海がないブラジル… 多くの人がイメージする「ブラジル」のイメージとは大分違っていると思う。
ホテルは本当にメトロの隣だった。Formurer1という新しいホテルで、これは生徒さんのお母さんで駐在でサンパウロに行っていたまりほママが紹介してくれた雑誌「Bumba!」編集部のたみこさんが選んで予約してくたもので、立地もいいし新しくて綺麗で、いいホテルの割には安かった。
こっちの人にはホテルなんて高いといわれるけど、パッカーたちの常宿ペンション荒木が35R$、サルヴァドールのユースラランジェイラスが今30R$と聞いていたので、ここで39R$なら私は充分。
セキュリティも心配ないし、ネット環境もあって(でもノートは接続できず)とても気に入った。

こんなホテルで
ここの14階

こんな部屋。
二段ベットで日替わりで上下交代。

二段ベッド

現地についてこれから会う人達に電話して、シティバンクと昼食のために街へ出る。
ゆきえさんも結構元気なので、今日早速コルダォン・ジ・オウロの練習に行くことにした。
かつゆきさんっていう人を紹介されてたんだけど、彼には木曜行くといっていたので今日行くのは自分らで行こうと思ったら今日駅まで迎えに来てくれるということになった。
昼食飲み物入れて6.5R$。このくらいが普通なんだろう。

アヴェニーダ・パウリスタを歩いていたら、向こうから有名人が来るらしくて人が溢れてる。
あとでわかったけどサッカーのチーム・サンパウロの凱旋だった。

普通に交通渋滞。

普通に交通渋滞。

シティバンクはめちゃめちゃ遠くて、結構歩いた。ゆきえさんが歩くの平気な人でよかった。
ゆきえさんはサンパウロ2回目なんだけど、郊外に住んでいたのでサンパウロが都会なことに
かなり驚いていた。

イタウー銀行が社会貢献の一環でやってる施設Itau Curturalがあったので寄る。
イタウーのメセナ活動はすごいと聞いていたけど、確かにこれはすごい。
若手の現代美術のアーティストの作品の展示をやっていて、面白い作品が結構あった。
Albano Afonsoという人の作品が良かった。
ボランティアスタッフも充実していて、解説員がついており、無料の自分で作れるカタログとかがあっていい感じだった。
下に小さい劇場があるようで今週はジェローム・ベルのダンス公演。
でも上演スケジュールまだ印刷中とか。この辺はブラジル。

その近くにSESCがあったので、そのままついでに寄る。

セスキ(SESC)は各州にある国の文化・スポーツの綜合施設で、この日はGeorges Rousseというパリ在住のアーティストの展示をやっていたので見る。これも面白かった。
ここの施設のスタジオでヨガのオープンクラスがあることがわかり、ゆきえさん是非受けたいと
いうことで調べてもらったけど19日までちょうどタイミング悪くお休みだった。
ゆきえさんはインドでヨガを習っていた本格派で、京都でクラスもやっている。
このセスクのオープンクラスは予約もいらず、その日突然くればいいシステムで、しかも無料。
ストレッチとかヨガ、バイオボールのクラスなど多様で、こんなすごい綺麗なスタジオ、

偶然にしてもいいタイミングで見たかった二つの施設を見られて、大満足。
今ちょうどサンパウロ・ビエンナーレもやっているので、明日行って見よう。

帰りにおいしそうなパン屋でサンドイッチ買ってホテルに帰る。

少し仮眠してコルダォン・ジ・オウロの練習に乗り換えで25分くらいのサンタ・セシリアへ。
帰宅ラッシュですごい混んでいた。

サンパウロの地下鉄は切符買って(片道4R$)改札に切符を入れると戻ってこないので日本の改札に慣れているので変な感じ。

かつゆきさんに会って、道場まで。ユキーニョが駅から2分といっていたけど本当にそうだった。
かつゆきさんはもともとアメリカのカポエィラ・ブラジルでやっていた人だそうで、日本に戻った時うちの練習にも来たらしい。

あともう一人日本人の男の人がいた。彼についてはまた後日紹介しますが東京にコルダォン・ジ・オウロのサークルを作ってキビ先生を呼びたいと思っているみたい。カポエィラは結構長くやっているみたいで練習も熱心で情熱を感じた。

早速メストレ・スアッスーナにご挨拶。笑顔がいいですねー。
外国からの訪問者には慣れているんだろうけど、ちゃんと対応してくださった。
自分の先生・自分の帯のことを話した上で授業料は20R$と割高に感じたけど、月謝ではなく
外国からの訪問者だしこんなものかな。ちょっと高いかな?都会だから?
ユキーニョのこと話したらもっと笑顔になったのが素敵だった。

着いたときには前のクラスをコントラ・メストレ・キビの主導でやっていて、結構反復練習がメインな感じだった。動きが速い。

ユキーニョやたかこさん(東京で一緒に練習しているカポエィラ・マンジンガの人。このあと
サルヴァドールで合流予定)を思い起こすような動き。
練習はすごく前向きな雰囲気が溢れていていいなと思った。キビはすごく感じのいい人。

前半の練習の終わりにホーダがあって、そこから参加。
日曜のバチザードに参加できない人のためにバチザードがあった。
メストレ・スアッスーナのお話が挟まって、みんなとてもいい雰囲気で緑帯の授与。

そこで観たことがある赤いカウサに同じロゴを見つけて驚いた。
練習の合間に腹筋しているところでまた驚き。
ネウシーニョ(メストレ・ビンバ・カポエィラ協会のドイツ支部の指導者)の生徒で青帯のドイツ人の女の子がいたのだ。
すごく一生懸命でいい感じの子で、交換留学で1年サンパウロにいるらしい。
サルヴァドールにいたときはザンビに習ったといっていた。

土曜日に彼女の家に遊びに行くことになって、そこでいろいろドイツの話も聞けるかな?

練習はうちの緑帯ぐらいのレベルの人達向けのもので、基本を大事にしている感じ。
練習を3つのグループに分けて、自分のグループでないときは休んでいいのがちょうどいい。
みんな座ってるけど練習の間に座るのが慣れていないので、座ると疲れがかえってでそうな気がして座れない。練習は常に前向きな雰囲気で、とてもよかった。恐らく参加者の殆どが初級レベルで、最後のホーダでは一回ハステイラで転ばされかけて、そのジョーゴはかなりダメだったけど、次でデゼキリブランチされた相手にはちゃんとやられっぱなしにならないようにヴィンガチーヴァが結構うまくはいって、相手が背の高い人だったからみんな大喜び。小人対巨人。
でもちゃんと最後転ばせるところまでやらず、カウサもって倒そうとしたらすぐ持ち上げられちゃって、残念。相手にとられる前にチゾウラ・ジ・フレンチしなかったからこういう落ちになる。それができなかったことが残念。
でも盛り上がったしみんな拍手してくれたからいーや。
こういうこともできるっていうのをキビに観てもらえたのも良かったし。

でも持ち上げられた時に相手のヒジが太腿に当たって、相当ダメージ。

キビは本当にいい。ユキーニョが尊敬するのもよくわかる。人柄も明るくていいし、何よりカポエィラが人柄を表している。やわらかくて、面白い。

キビの娘のナナー(ナタリー)はかなり甘やかされているようで相当ワガママで暴れまくってた。
私もサンダルで殴られた。
キビ夫妻も、ユキーニョの話をするとみんなとても嬉しそう。ユキーニョの人柄ですね。

結局練習は10時すぎまで続いて、その後数人と近くのバールでジュース飲んでホテルに戻った。

ゆきえさんは高山病なんじゃないかというくらい体が重くてしんどかったらしい。

私はゆきえさんにもらったアミノバリューのおかげで楽しく乗り切れた。

ホテルに戻ってゆきえさんはバタンキュー。

私も日本にやっと電話して洗濯してすぐ寝た。

初日なのにいろいろやったなあ。

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