東京・谷中「谷中ボッサ」
2回目の来訪です。
今回は、ポルトガル語の先生と一緒に、日本の風景を観ていただこうと、
根津、谷中を散歩し、その足で谷中にあるブラジルカフェ「谷中ボッサ」へ。
※夕焼けだんだん
谷中のまちに迷い込んだような場所にあるちいさなカフェですが、
昭和な街並みに馴染んだ落ち着いた雰囲気をたたえています。
安心食材を使った、てづくりの優しい食べ物をいただきながら、
質の良い音を楽しむことができる、趣のあるお店です。
選曲もとても素敵で、陽光の差す時と、夕暮れ、夜と、音楽によって店内が表情を変えていくのを
楽しむことができるのも、何とも言えない贅沢です。
インテリア、書物、食べ物とすべてに音がしみこんでいくような、少し魔法がかった空間があります。
落ち着いた雰囲気はこだわりの家具と、こだわりのスピーカーの響きが作り出しています。
みなさん思い思いに読書しています。
なつかしい展示やイベントのポスターやチラシがそこここに。
アサイーボウルと、バナナのタルト、コーヒーを頼みました。
お砂糖もてんさい糖を使用して、身体に優しく一品一品が丁寧に作られています。
食材は神奈川・津久井の「ねっこ農園」さんからのものを使用しているそうです。
この日はお食事が終わってしまっていましたが、普段は優しい味のムケカ、
ホットサンド、カレーなどがあります。
そして谷中ボッサのすごいところはこの「ボッサ文庫」です。
懐かしの雑誌「Banca」や、展示会のパンフレット、Bossa Novaを中心にした音楽の
貴重な書籍などが豊富にありますが、今回私達が釘付けになったのはこちら。
日系移民がブラジルで呼んでいた移民会の会報誌です。
フェイジョアーダの作り方が載っています。
「なんべいコント」のコラムは、異国での日々の苦労を笑い飛ばすユーモアがたくさん。
ポルトガル語の先生はサンパウロへの移民の子孫なので、祖父母の代のことが書かれていると
色んなことを教えてくださり、読み進めてくださいました。
とても充実の夕暮れを過ごした初夏でした。(訪問は6月)
“喫茶「谷中ボッサ」”
[電話]
03-3823-5952
[アクセス]
東京メトロ千代田線根津駅1番口 徒歩9分
[住所]
〒110-0001 東京都台東区谷中6-1-27
[営業時間]
12:00~20:00
[定休日]
火曜日