Quadra (カポエィラの音楽) しつもん

前回のブログでクアドラ「Menino quem foi seu mestre?」について書きましたが、とても地味な内容にもかかわらずみなさんに興味を持っていただけて本当に嬉しいです。
ありがとうございました。
※クアドラについてはこちら

この記事を書こうと思ったのは最初はちいさな質問を受け取ったことから始まりました。
私が所属するカポエィラ・テンポ日本支部のメールマガジンでは、質問コーナーというのがあり、
そこ宛てに2年生の女の子から投書があり、事務局からそのお便りをいただきました。

とてもかわいらしい質問で、お返事を書きましたので、ご紹介します。(4月のメールマガジンに掲載された内容です)

Q. しつもん 

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わたしは、今、クアドラのれんしゅうをしています。
ホーダの時のさやか先生の歌のビデオをお手本にしています。
歌は歌えるようになったけれど、さやか先生みたなかっこいい声が出せませんどうしたらかっこいい声が出るようになりますか?

かっこいい声かどうかはさておき、小学2年生の未来のために私も心を込めてお返事を書きました。

≪質問のお返事≫

おとちゃん、とても良い質問と、そして私の歌を聞いてくれて、ありがとう。
クアドラを練習しているのですね。すごい挑戦(ちょうせん)です。
クアドラは、ホーダを始める大切な歌です。
音楽にたくされた気もちや歴史ものがたりをみんなできく、大切な瞬間(しゅんかん)ですね。
クアドラを歌う時、みんなは手拍子をしませんね。どうしてでしょう? 
みんなそこで歌われていることを聞きたいからですね。
そのくらい、クアドラで歌われている内容は、ホーダの場にいるみんなにとって大切なものです。 
音ちゃんはクアドラの歌の意味を教えてもらいましたか?
まだだったら、教えてもらいましょう。そしてその言葉のひとつひとつを、ただなぞるのではなく、みんなに伝えたいなと思って歌いましょう。
意味がわかると、声と音がからだの一部になって、よりよく歌えるようになり、伝わるようになります。

音ちゃんが聞いてくれているクアドラは、私が初めて音ちゃんの前に現れた時だと思います。
あの時私は、私のことを応援してくれたブラジルの人や、はげまし、ささえてくれたともだちに、今こうしてカポエィラができることへ感謝を込めて歌いました。
地球のうらのブラジルまでこの声が届いたらいいなと思って歌いました。
私はむかし、からだがちいさかったので、声が今ほど出ませんでしたが、こうして今歌えるのは、いろんな人の力が自分にちからづよい声を与えてくれるからです。
音ちゃんも、今カポエィラができるよろこびや、楽しさ、おとうさんやおかあさんへの感謝(かんしゃ)や、自分にこれまでカポエィラを教えてくれた人へのありがとうの気持ちを込めて、歌ってみたらどうでしょう。
そうすると、ふしぎなことにいつもより力がわいてきて、おおきくて豊かな声がでるようになりますよ。そして、声を出すことがとても楽しくなります!

音ちゃんのために、お友達にもアドバイスをもらいました。お友達の音ちゃんへのアドバイスはこれです。
1,からだの中がせみみたいな中身空っぽみたいな、感じで歌う
2,いろんなカポエィリスタの良い歌をたくさん聴く

夏に来るフラカォン先生は音楽の天才です。フラカォン先生の中にリズムのこびとがいるみたいとお友達も言っていました。
フラカォン先生の歌や楽器をたくさんきけるの、とても楽しみですね!
いつかホーダで、音ちゃんのクアドラを聞ける日が来るのを楽しみにしています。心から応援しています。 

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